HSPについて

HSPとは

HSPってまだまだ知らない方が多いのですが、HSPの方が自分はHSPなんだと知ることで、
それだけで自分のことが受け容れやすくなることがあるのでぜひともたくさんの方に知っていただきたいのです。
そう、私も強度のHSPです。この概念を知り、ずいぶんと生きやすくなりました。

それでは早速解説です。
HSP=Highly Sensitive Parsonの略です。
(子どものHSPはHSC=Highly Sensitive childの略)
全人口の15〜20%程いると言われています。男女比は同じ割合です。
人間以外の高等動物においても全体の15〜20%存在しています。

アメリカの研究心理学者エレイン・アーロン博士が1991年から研究を始め、1996年に著書で発表した概念です。
心理学上の概念であり、医学上の概念ではありません。
つまり、HSPは生まれ持った特性、気質、遺伝的に決められたものであり、病気や障害ではありません。
神経系あるいは脳における情報処理の仕方が、非HSPとは違いがあることが分かっています。
赤ちゃんの時から(要するに生まれた時から)左脳よりも右脳が活性化していることも分かっています。
HSPは微細な刺激をも感知し、強く反応する高い感受性の持ち主です。
詳しい説明はまた後にして
チェックリストであなたがHSPかどうか自己診断してみましょう。
(HSPは病気や障害ではないため、病院などで診察や検査を受けることは出来ません。)

それでは以下の質問にいくつ当てはまるか感じたままに答えてください。

□ 感覚に強い刺激を受けると容易に圧倒されしまう。

□ 自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づく方だ。

□ 周りの人の気分に左右される。

□ 痛みにとても敏感だ。

□ 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが守られ、刺激が無い場所にこもりたくなる。

□ カフェインに敏感に反応する。

□ 明るい光や、強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい。

□ 豊かな想像力を持ち、空想にふけりやすい。

□ 騒音に悩まされやすい。

□ 美術や音楽に深く心が動かされる。

□ 時々神経がすり切れたように感じ、一人になりたくなる。

□ とても良心的である。

□ すぐにびっくりする(仰天する)

□ 短時間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう。

□ 人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく。(例えば温度の調節や席を替える等)

□ 一度にたくさんのことを頼まれるのが嫌だ。

□ ミスをしたり物を忘れたりしないようにいつも気をつけている。

□ 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている。

□ あまりにもたくさんのことが自分の周りで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる。

□ 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる。

□ 生活に変化があると混乱する。

□ デリケートな香りや味、音、音楽などを好む。

□ 同時に自分の中でたくさんのことが進行すると気分が悪くなる。

□ 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している。

□ 大きな音や雑然とした状況などの強い刺激に悩まされる。

□ 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる。

□ 子供の頃、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた。

いかがだったでしょうか。
エイレン・アーロン博士によると14項目以上当てはまったらおそらくあなたはHSPだということです。
もしあなたが該当する質問の数が少なかったとしても、それがとてもよく当てはまるのであれば、あなたはHSPかもしれません。

 

HSPの特徴 4つのアルファベットDOSE

D 深く処理する Depth of processing
深い質問をする、ユーモアのセンス、あれこれ可能性を考えてなかなか決断ができない、
じっくり観察する必要があるので初めての人や場所を前に行動を起こすのに時間がかかる。

O  過剰に刺激を受けやすい being easily Overstimulated
疲れやすい、不眠、五感の敏感さ、人に見られたり試されたりする場面で力を発揮出来ない。

E 全体的に感情の反応が強く、共感力が高い being both Emotionally reactive and having high Empathy in particular

涙もろい、人の心を読むのが得意、他人のストレスによく気づく、完璧主義、些細な間違いにも強く反応する。

S 些細な刺激を察知する being aware of subtle stimuli

小さな音、かすかな臭い、細かいこと(場所や外見上の小さな変化など)に気づく。

アーロン博士による神経学的な側面からの定義であり、
この4つの全てに当てはまるのがHSPです。

 

このアーロン博士による定義の他に
HSP・HSC才能発掘プロデューサーの皆川公美子さんによるHSPのタイプ分け。3タイプについてもご紹介します。
私自身が皆川さんが主催する養成講座に参加した際に教えて頂いたもので、この3タイプを知ったお陰で
HSPの多様性の理解がとても深まりました。

何に対しての敏感性が強いかという視点での分類で、HSPは以下のABCの全ての要素を持っているが、
その濃淡の度合いには個人差がありこの割合によって同じHSPでもかなりの多様性があることがうかがえます。

A 感覚・・・エネルギー(五感+第六感)への敏感性

B 共感性・・・人の気持ちを深く理解する

C 洞察性・・・ものごとに対しての真理、根底に流れる原則を察知する

*同じ繊細な気質でも刺激追求型の方々もいます。
HSS(High Sensation Seeking)と呼ばれています。
HSPと真逆のような特徴を持ちますが、HSPの特性を持つ方の中の30%程度いると言われています。
相反するような特性を持つ二人の人間が自分の中に居るようで、自分自身の感情に振り回されてしまうことがあります。

 

HSPが必ず生きづらい訳ではない!?

HSPは今まで説明してきた通りの敏感さを特性として持ち合わせています。
しかし、敏感さと神経質、心配性、臆病、ネガティブなどはイコールではありません。
性格の50%は生まれ持ったもの、あとの50%は環境や経験によって後天的に形成されたものなのです。
ですので、HSPだからうつ病などの精神疾患になりやすいということはありません。
怖がり、神経質、心配性、臆病、内気、人見知り、ネガティブなどの性格がある場合
敏感さという気質によって、後から生じたき弱さだと考えられます。

とはいえ約90%のHSPが何らかの生きづらさを抱えているのも事実です。
神経が刺激に敏感であるがゆえの疲れやすさは確実にあります。
他の人との境界線が薄いHSPは、他の人からの様々な刺激に敏感に反応し圧倒されやすく
自分自身を見失い、他人軸になりやすい傾向にあります。
特性がゆえに成長段階で経験した心の傷がトラウマや、愛着障害となることもあります。
傷つきやすさから自分では覚えていないような過去の経験により作り上げた思い込みや、
他者からの刷り込みというフィルターを通して自分の世界、現実をつくっていることがあります。

 

HSPが生きやすくなるヒント

自分がHSPであることを知ること。HSPは病気ではありません。生まれ持った気質です。
どうして自分はこうなんだろうと自分を責めてしまっていた部分が、
実は変えることのできない気質だったと知るだけでも楽になるかもしれませんね。

今まで自分が感じてきたことは全て正解だったんだ。それでよかったんだ。合っていたんだ。と
自分にマルをしてあげましょう。そして、自分が心地よく日々を暮らすために準備をすること、
疲れやすい自分へのセルフケアをすることです。

自分が刺激を受けて疲れ果ててしまうような環境や出来事はをなるべく減らしていき、
安心して過ごせる環境を整えることです。もちろん、すぐに出来ないこともあります。
そんな時こそ自分の心に寄り添います。
頑張っていることわかっているよ。すぐに変えることが出来ないこともあるけどできるだけ頑張ってみるよ。など
自分が掛けて欲しい言葉を自分で掛けてあげましょう。これだけでも自己肯定感が少しずつ上がっていくのです。

自分が過ごしやすい環境、方法、これはひとそれぞれです。全て自分が基準です。自分が心地いいと感じることが答えです。
自分のことが分からなすぎて何をどうしていいか分からなかったら、まずは何を食べたいかな〜から始めましょう。
自分の気持ちに耳を傾けることを少しずつ習慣にしていきましょう。ここから始めるだけでも何かは確実に変わり始めます。

HSPは頑張り屋さんが多く、頑張っているにも関わらず、もっともっと頑張らなくてはと自分を責めてしまいがちです。
自分の声に耳を傾けることが苦手な方が多いように感じます。他者を思うのと同じように自分を大切にすること、
いたわる気持ちを持つことは、甘えやわがままではありません。
自分の心の声に寄り添うことこそ、生きづらさを解消する一番必要なことなのです。

 

HSPにカウンセリングやセラピーがなぜ必要なのか

HSPの気質を持っているがゆえに経験した過去の辛い出来事から心の傷を癒すことが必要です。
これはあなたがあなたらしく生きるためには絶対に必要なことと言っても過言ではありません。
なぜなら、その過去の出来事があなたの生きづらさに繋がっているからです。
過去にできた思い込みや、思考のくせ、感情に蓋をする等様々なことに繋がっています。
これが今のあなたの現実を創っています。
(現在は過去にあえて焦点を当てずに、今に焦点を当てたセラピーも積極的に行っています。)

生きづらさの根本的な要因に自分で気づくことはとても難しいですし、
気づいてもそれをどう解決したら良いのか分からないこともあると思います。
そんな時こそ専門家にご相談されることをおすすめします。HSPのことを理解しているカウンセラーも増えています。
あなたの気持ちに寄り添ってくれることでしょう。

アーロン博士は著書でこんなことを書かれています。以下抜粋。
心理療法は、広い意味で智恵と全体性への『道』の総称だと言える。
HSPにとってこの『道』を選ぶことは必須だと言ってもいい。
そうでなくても、深層心理的なセラピーはHSPにとっていい「遊び場」になると思う。
多くの人にとっては、途方に暮れるような「場」だろうが、HSPにとっては我が家のように思えるはずだ。
この広く美しい荒野の中で、私たちはあらゆる領域に旅することができるのだから。
「道」の途中で、自分の中で出会ったエキスパートやアマチュアたちを旅の友にする。この荒野は素敵なところだ。
世間の目が、この「道」を最新の流行にしたり冗談の種にしても気にしないようにしよう。
ここには、他の人には完全に理解できない、HSPだけの何かがあるのだ。

当カウンセリングセラピールームでは、心理療法を施術することで短期間でお悩みを解決することも可能です。
人によって回数は変わりますが、3〜5回程度のカウンセリングと心理療法の施術により生きづらさから解放される方が多いです。
たった1回のカウンセリングのみで心の整理ができ、ラクになる方も多くいらっしゃいます。
特に悩みはないけれど、HSPについて話をしてみたいという方も大歓迎です。

HSPは才能であると私は思っています。
この素晴らしい特性を受け容れ、生かし、伸ばしていくことで、必ずあなたの人生は豊かになります。
HSPであるあなたが、あなたらしさ全開でイキイキと生きることができたなら
世の中はもっと良くなると私は信じています。そもそもHSPは良心的で平和を好む傾向があります。
その細やかさ、優しさ、創造性などなどが発揮される世の中。。素晴らしいですよね!
あなたがあなたらしく生きるためのお手伝いができたらとても嬉しいです。
お読みいただいているあなたにお会いできる日を楽しみにお待ち申し上げております。

 

お問合せ・ご予約はこちらから

 

Posted by amehareniji